漫画家・鳥山明氏原作の映画『SAND LAND』が、北米最大の映画祭・ファンタジア国際映画祭で、審査員特別賞を受賞いたしました。
ファンタジア国際映画祭は、1966年からカナダ・モントリオールで開催され、今年で第27回を迎える北米最大規模の映画祭となります。今年は7月20日から開催されており、その中でオフィシャルセレクションに選出された『SAND LAND』の舞台挨拶に、本作のメガホンをとった横嶋俊久監督が登壇。会場に詰めかけたファンは700人を超え、横嶋監督が、2017年に同映画祭で最優秀アニメーション賞を受賞した自身のオリジナル作品『COCOLORS』を見出したファンタジア国際映画祭に帰ってこれた感謝の気持ちを伝えると会場は大変盛り上がりを見せました。
上映中も多くの笑いや拍手が起こり、その熱が冷める間もなく行われた上映後のサイン会では、英語やフランス語で熱い感想が飛び交うなど、大熱狂のまま幕を閉じました。
株式会社バンダイナムコフィルムワークスのサンライズスタジオが中心となり、有限会社神風動画、株式会社アニマがアニメーション制作を手掛けた映画『SAND LAND』は、2023年8月18日(金)に443館という最大規模での公開を迎えます。
この夏、ぜひ映画館でご覧ください。
■ファンタジア国際映画祭・審査員選定理由コメント
この長編作品は、その壮大な物語、環境問題へのメッセージ、豊かなキャラクターのバックストーリー、そして全体的な冒険心によって選ばれました。2000年に出版された漫画の映画化である本作は、環境破壊や政治腐敗といった重厚なテーマを扱っているだけでなく、砂漠の景色や渓谷を背景に繰り広げられる戦闘シーンとのバランスも見事です。今年の今敏賞アニメーション部門・審査員特別賞を『サンドランド』に贈れることを嬉しく思います。
■横嶋俊久監督から受賞コメント
サンディエゴ・コミコンでのワールドプレミア、ファンタジア映画祭での上映にお越しいただいた皆様ありがとうございました。
どちらの会場にも本当に多くの方に足を運んでいただき、あたたかく迎え入れていただけたこと、そして、上映中は笑いや歓声に包まれ、この映画を本当に楽しんでくれていることが伝わり、そのことが何よりも嬉しかったです。
また、ファンタジア映画祭では栄誉ある賞までいただき大変光栄です。
関係スタッフの皆様おめでとうございます。
日本での上映はこれからですが、国境や年齢を越えて楽しんでもらえる作品になっているので、ぜひ日本でも多くの方に観ていただけたら幸いです。
※作品詳細は公式サイトをご参照ください
『SAND LAND』公式サイト: https://sandland.jp