3月24日(日)にTOHOシネマズ池袋にて開催された「サイコー超えてる!ドリフェス!応援上映!!!!!!! 2nd」。アニメ『ドリフェス!』第4話~第6話の応援上映と、正木 郁さん(as:沢村千弦)、株元英彰さん(as:黒石勇人)、松井洋平さん(作詞家)が登壇してのトークショーが実施され大盛況だった本イベントのうち、16:30より実施された2回目公演のトークショーの模様をレポート!
前回の応援上映に引き続きの参加となる正木さん・株元さんと、2022年秋に開催された「ドリフェス!R Specialサイコー超えてる!ミラクル★オーケストラ★ステージ」コンサート以来の『ドリフェス!』関連イベント参加となる松井さんの3名が登壇して送る今回のトークショー。
2月にそのコンサートCDが発売されたばかりということもあり、まずはその振り返りからトークスタート! 松井さんは当時を思い返し、「『ドリフェス!』のコンサートに再び参加できると聞いて、『本当にやるの?行く行く!』って(笑)。やっぱり生オケの中で煌めく顔、最高ですよね!声や映像も一緒に流れてることもあって、色々な思い出が本当にリアルタイムに、まだ続いているんだという気持ちになりました」と感慨深そうにコメント。そこから歌声とオーケストラとのテンポを合わせることの難しさに話が広がると、今後またオーケストラとの共演があった時のためのリハーサルと称して正木さん&株元さんが軽く振り付けを披露し、いきなり会場は大盛り上がり!
続いてアニメ『ドリフェス!』で印象深かったシーンやエピソードの話題に。そこで松井さんが挙げたのは、ズバリ“三神遙人という存在”。「アニメを通して観たときに、三神さんがいるといないとでは全然違うんじゃないか、というのは感じましたね。現役のアイドルかつ事務所の人、しかもガッツリと主人公たちのメンターでもあるキャラクターってあまり見かけない。背中を追いかけるべき先輩という王道感もありつつ、他のアニメとはちょっと違うアプローチもしているところが作品の面白さに繋がっているし、キャストの皆さん自身も影響を受けているように勝手に思っていて」と熱く語ると、株元さんは「それは間違いないし、自分が演じるキャラクターやエピソードからも影響を受けてます。一方でアニメ側に自分たちが影響を与えた部分も多分あっただろうし、お互いに影響を受け合っていますね」と力説。
正木さんも「僕らはアニメ声優や歌手としての活動のスタート地点が『ドリフェス!』であったので、アニメが始まったばかりの頃は三神さんの存在が支えであったし、他のキャラクターやキャストの方々の背中も、今も指標となっています。周りの方からスキルだけでなく、生き方も勉強しながらの3年間だったように思いますね」と懐かしそうに語ると、株元さんの「当時はそんなことを感じている余裕もないくらい、本当に精一杯だったんだけどね」というコメントをきっかけに、当時の怒涛の日々を2人が振り返る流れに。
正木さんが「ライブやイベントが終わるたびに『じゃあ次はここに向けてやるか!すぐリハだ!』っていう。今となっては幸せだったなって思うんですけど、あの当時は本当壮絶というか、あっという間の日々でした」と振り返ると、株元さんも「忙しいとか、なんかそういう感覚じゃなかったよね。でも最初はカードを配ってみたいなところから始まって、そこから徐々に応援してくれる人の数が増えてくいくのが実感できて。だからこそ『じゃあ次はここへ行こうか』っていう感じで歩んでいけました。それで結果的には武道館、しかも2DAYSでやらせてもらえて。その夢が叶ったのはもちろん僕らの頑張りもありますし、それこそ松井さんのお力もあってのことだけど、なにより皆さんの応援がなかったら絶対に実現できなかったことなんでね」と、丁寧に想いを言葉にしていきます。2人のコメントを聞いた松井さんが「『ドリフェス!』は本当にファンからの愛が凄いコンテンツで。だからもしこの応援上映が続いていけば、『ドリフェス!R』も劇場で見れるかもしれないですよね」と問いかけると、会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
そして話題は楽曲制作時のエピソードに。松井さんは『ドリフェス』に関わるようになった経緯を振り返り「最初に話をいただいた時は作品のタイトルも各ユニット名もまだなくて、大枠としては『こういうコンテンツを企画しているので、アイドルの歌を作ってほしい。以上』くらいの感じでした。ただそこでも三貴子の存在が大きくて。先輩アイドルがいて、主人公たちは彼らの持ち曲も歌います、と。なら自分の好きだったアイドルソングを作りたい、昭和のアイドルソングのテイストを平成っぽくブラッシュアップして…と思って書いたのが『MAY BE, LADY!』等の初期楽曲でした。そのあと『DearDream』『KUROFUNE』の存在が明確に見えてきたからは、またちょっと書き方も違ってきて。僕が実際にライブやイベントで見た姿を心の中に思い浮かべたり、MCでファンの皆さんが感動していた言葉を拾ってきたり。そういう意味では皆さんのリアルタイムな声をそのまま反映できた、稀有なコンテンツだと思います」とコメント。
さらに武道館でソロ曲を披露することになった際、キャストが箇条書きで提出したイメージなどを元に楽曲が作成されたエピソードが株元さんと正木さんから明かされると、松井さんも「最初はどうしても2次元コンテンツであることを基本として書いてましたけど、段々とそこに皆さんの声=3次元が乗っかってくることで『いま、本当に5次元の歌詞を書いているんだ』という実感が湧いてきましたね」と告白。これには株元さんと正木さんも「素晴らしい」と感無量な表情を見せ、会場からは温かな拍手が起こりました。
すると突然、正木さんがやりたいことがあると切り出し、「沢村千弦の挑戦状!ゆうくんへの4択クイズ!」と称して、松井さん作詞楽曲を株元さんが当てる突発コーナーがスタート!「ホント最低だよな…」と思わず苦笑いの株元さんに松井さんも会場も爆笑のなか、「間違えたら罰ゲームがあるので、皆さんは罰ゲームを期待してくださいね!!」とさらにプレッシャーをかける正木さん。結果は見事正解も、「皆さんの期待を裏切ったということで…罰ゲームです!!」と言う流れで、今回上映された第5話「はじめてのバラエティ!!!」内に出てきた番組「ムネキュンプリンス」を再現することに!参考として正木さんが、そして本番として株元さんがそれぞれの役柄として胸キュンセリフを言いまくると、会場は今日一番の大歓声に包まれました。
その後は告知コーナーとして、「DearDream」「KUROFUNE」の新しく描き下ろしたミニキャライラストの新商品の情報などが発表。さらに正木さんと株元さんの直筆サイン入り「フィルムフレームコレクション」をプレゼントのじゃんけん大会や、応援上映第3回の開催決定告知など盛り沢山の内容で時間はあっという間に過ぎていき、気づけば3人からのお別れの挨拶を残すのみに。
続く第7話より演じる黒石勇人が本格参戦となることもあり、株元さんからは「ここからは『KUROFUNE』が出てきて色んなことが巻き起こっていくので、今後も『ドリフェス!』そして『ドリフェス!R』と応援上映が続いていくことを願っています。皆さんの声が届けば絶対実現すると思うので、ぜひ引き続き『ドリフェス!』を応援していただけたらと思います」とファンの皆さんへ熱いエールが送られると、続く正木さんからは「前回の応援上映の時は『これ限りなのかな?』という気持ちもあったと思いますが、第2回もあったということでここから第3回、第4回と続いていけばいいなと思っています。その際は皆様ぜひ足を運んで、『ドリフェス!』を感じていただければ嬉しいです。今日は最高に楽しかったです。次回も楽しみにしていてください!!」と、ファンの皆さんへの想い溢れる挨拶が。そして松井さんからは「武道館ライブが終わった後、『素敵なコンテンツだったなぁ』って寂しい気持ちになったんですよね。でもそのあともオーケストラコンサートがあって、これでまた一区切りなのかなと思ったら応援上映が始まって。もう『ドリフェス!』って終わることがないんじゃないのかなって気持ちにさせてくれたイベントに呼んでいただき、本当に嬉しい気持ちです。また皆さんの前でお話ができる機会があれば嬉しいですし、その時にまたお会いできたらと思います!」と期待感高まる挨拶があると、正木さん&株元さんも「よろしくお願いします!」と反応、会場からも盛大な拍手が送られました。
最後は会場が一体となっての「イケるっしょ!」コールで締めくくり!大盛況のなか「サイコー超えてる!ドリフェス!応援上映!!!!!!! 2nd」は閉幕となりました。
■開催概要
日時:2024年3月24日(日)
<昼公演>開演13:00<夜公演>開演15:30
会場:TOHOシネマズ 池袋
上映内容:ドリフェス!第4話~第6話
<トークショー登壇者>
正木 郁(as:沢村千弦)
株元英彰(as:黒石勇人)
松井洋平(作詞家)