『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版上映 第2弾の公開を記念して、本日11月1日(金)に、グランドシネマサンシャイン池袋にて、記念舞台挨拶を開催いたしました!
舞台挨拶には、保志総一朗さん(キラ・ヤマト役)、福田己津央監督、仲 寿和プロデューサーが登壇。新たなエピローグカットに加え、『SEED FREEDOM ZERO』の特報も解禁され、今後の展開にファンの期待も高まる大盛り上がりのイベントになりました。
<以下、イベントレポート>
暗転後、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』の特報映像が流れ、客席からどよめきと喜びの拍手が送られる中、キラ・ヤマト役の保志総一朗、福田己津央監督、仲 寿和プロデューサーが登壇し、イベントがスタート。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、先日9月20日(金)より約500カット以上がアップデートされた“特別版上映”が期間限定で公開され、好評を博し、ついに本作の興行収入50億、観客動員数300万人を突破。改めてファンに向けそれぞれ一言ずつ感謝の想いを伝えた。
保志:正直自分的にはよくわからない数字ではあるのですが、1月から上映が始まりフィナーレで一区切りがついた後も、もうひと押しというところで応援上映や今回の特別上映のような施策があり、皆さんがこうして支えてくださったおかげだと思います。僕自身すごいほっとして、達成感があります。
仲:本当に皆さんのおかげだな、というのを経験させていただきました。特別版上映をやろうとなったのも皆様の支えがあったからこそというところなので、本当におかげ様で今の特別版上映もできています。
監督:よかった点はこの後も仕事もらえるだろうな…(笑)というのと、みなさんに声かけてもらえるようになって直接お礼を言えるようになったことです。次の作品を作れるということは、1つの作品が成功するからであって、それは『FREEDOM』も皆さんと一緒に作り上げてきた結果だと思います、本当にありがとうございます。
エピローグカットについて問われると保志は「映画の本編と違って、理恵ちゃん(ラクス・クライン役の田中理恵)と一緒にキラとラクスの幸せな雰囲気でアフレコできて嬉しかったです。ただちょっと内容はエッチだったかな…(笑)」と笑い交じりにこぼし、制作の経緯について仲は「最後のシーンをプラスアルファで制作できないか監督へ相談した時、当初もう少し過激な内容だったのですが、‟お客さんに楽しんでもらえるか、それともやり過ぎだ“という内容かの判断が難しかったです」と、裏側を語った。想定よりファンからの反響が大きかったエピローグカットは、元のシナリオからカットされてしまった部分があるとのことで、「そのうちどっかでシナリオ出しちゃおっか」と監督が語ると、楽しみに待つファンの拍手が送られた。
本日から上映される特別版上映第2弾では、エピローグカットも新たな内容になり、加えて本編ラストに『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』特報映像が解禁となった。舞台挨拶では、特別に冒頭で『SEED FREEDOM ZERO』の特報映像が流れ、監督からは裏話も上がる。「『FREEDOM ZERO』は、『FREEDOM』がヒットしなければ完全にお蔵入りになっていました。20年前にシナリオまではできていました。絵コンテも半分近く出来ていて、最古の絵コンテは20年前のものもあり、『FREEDOM』のコンテより古いものがありました」と明かすと、会場からは驚きの声が。
さらに、『FREEDOM』の前日譚として描かれているという内容について、「映画をやるにあたってワンクッション、展開を検討してまして、それを作っていたんですが、『SEED FREEDOM』ありきの企画なので、少し一呼吸置くような内容になっています。映画への繋がりで“ここはどうなってたの?”という部分は大きく出来てます」とアピール。仲も「TVシリーズからのことを思うと、お客さんもまさか映像化したものが見れるとは思っていなかったですよね」と呼びかけると、すかさずMCから「今度は20年待たなくていいんですか?」と質問が飛び、会場の笑いを誘った。「ただもうアフレコは撮り終わってますからね」と監督は待ち望むファンに伝えた。
※20年前当初はOVAとして企画されていたが、現時点で『FREEDOM ZERO』の媒体は未定
そしてここでシン・アスカ役の鈴村健一、さらにアスラン・ザラ役の石田彰からの手紙がサプライズで披露された。
以下、手紙の内容(全文)
<鈴村健一(シン・アスカ役)>
ご来場の皆様へ
『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』再びの公開おめでとうございます。そして、興行収入50億円、総動員数300万人突破の大成功を心よりお祝い申し上げます。
参加されたスタッフの皆様の情熱がこの成果を生み出し、そこに参加させていただけたことに深く感謝しております。
映画公開後、しばらく連絡を取っていなかった友人や知人からも「面白かった」「最高だった」といった熱すぎるメッセージが届き、改めてこの作品の影響力を実感しました。「待ってた甲斐があった!スタッフの皆さんによろしくお伝えください」とも言われております。監督を始めスタッフの皆様、転勤族でなかなか友達とも連絡が取れなかった僕を再び友達と繋げてくださってありがとうございます(笑)
今回の舞台挨拶に参加できなかったことが非常に残念です。皆様と直接お会いして作品の魅力を分かち合えませんが、きっと今そこにはお客さんがニコニコしている素敵な景色が広がっていることだと思います。その場にはおりませんが、感謝の気持ちは精一杯送ります!
『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』は、壮大な世界観の物語とともに、人間の深い葛藤や成長を描いています。皆様がこの作品を通じて感じた感動や興奮が、声優陣の演技を通じてしっかりと伝わっていることを願っています。
これからも、皆様の期待に応え続けられるよう、さらに感動を届けられる作品が続く限り頑張ってまいります。今回の舞台挨拶が、皆様にとって特別な思い出となることを願っています。
本日は本当にありがとうございました。
次回はぜひ、皆様と直接お会いできる日を心待ちにしています。
どうぞ、これからも『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』の応援をよろしくお願いいたします。
<石田彰(アスラン・ザラ役)>
ご来場の皆さん、本日は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版の上映にお集まりいただきありがとうございます。
今回の特別版のアップデートは500カット以上とのことですが、皆さんはどのくらいお気づきになったでしょうか?
オリジナル版を見逃していて今回初めて観たという方にとっては、より理想的な形でご覧いただくことができましたし、オリジナル版を観に何回も劇場に足を運ばれた方にとっても、映画を新鮮に捉え直すきっかけにもなり、新たな楽しみとして受け入れていただけるのではないでしょうか?
オリジナル版公開時の舞台挨拶でも、ファンの皆さんのSEEDに対する待望の気持ちは重々感じていましたが、こうして特別版が作られ、それがまた劇場公開され大勢のお客様に観に来ていただけているという状況に、改めてSEEDに皆さんから寄せられている期待と熱さを感じています。そして、そんな作品に関われた幸運に大変感謝しています。
そのくせ、オリジナル版の舞台挨拶時にアスランの誕生日の話が出ても、正直ピンと来ていなかったことをここで告白し、懺悔させてください。
客席から10月29日と教えられて初めて認識する始末です。なんだかすみません。
ということで、さきおとといはアスランの誕生日でした。
遅ればせながら「アスランおめでとう!あなたの一部として声優人生を歩めて良かったです。」
おそらく全国のファンの方々も、10月29日には彼のことを思ってくれたことでしょうし、その気持ちは彼にも伝わっているはずです。
今日は、直接声を発することができないという特殊な事情を抱えたアスランに成り変わり、僭越ながら僕の方からお礼を言わせていただきます。
「たくさんのお祝いの気持ちを伝えていただきありがとうございました。
皆さんの心遣いがとても嬉しいです。
今後も皆さんからの応援を裏切らないよう、世の中が少しでも正しい道に進むように微力ながらカガリのサポートを続けていきます。
皆さんも是非、平和に暮らせる戦争のない世界のことを考えてみてください。」
ところで、アスランは何歳になったということなのでしょうか?
代読が終わると保志は、テレビシリーズから20年以上本作に携わってきた2人からのサプライズの手紙に「今日は1人なので心強いです。また3人でも舞台挨拶ができたら嬉しいです」と喜びを噛み締めた。ここでマスコミ向けのフォトセッションが行われ、最後に代表して保志がご挨拶。
保志「SEEDシリーズ全体を作っているという立場とは違うので、どちらかというとファンを代表して、これからもどうなっていくのか皆さんとドキドキを共有しつつ、完成を楽しみに、ぜひ自分の目で見たいと思っております。ちなみに“今回は新しくなったエピローグ面白かったです!”この意味は見ていただけたらよくわかるんじゃないかと思うので、ぜひ楽しみにしていてください!」とファンへ熱いメッセージを送り、大盛況の中イベントは締め括られた。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版上映第2弾記念 舞台挨拶 イベント概要
◆日時:11月1日(金)19:45〜20:15
◆場所:グランドシネマサンシャイン池袋 シアター3
◆登壇者(敬称略):保志総一朗(キラ・ヤマト役)/福田己津央(監督)/仲寿和(プロデューサー)