2015年3月14日(土)「MECHANICAL CITY INAGI PRESENTS メカデザイナーズサミットVol.3」が稲城市立iプラザで開催されました。
前半の部では2足歩行ロボットによる「大河原杯メカバトルトーナメント」が開催され「ジオング」や「エクスカイザー」など様々なロボットが参加。トーナメント形式で対戦を行い、どのロボットが一番強いかを決定するバトルが行われました。
様々な趣向を凝らしたロボットたちの対決に、会場がおおいに盛り上がりました。
休憩を挟んだ後半の部ではメカニカルデザイナー大河原邦男さん、ビジョンクリエイター河森正治さん、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんの3名が登壇。氷川さんが司会となってメカデザイン全般にまつわるトークを行いました。
左から氷川さん、河森さん、大河原さん
河森さんのメカデザインを見た大河原さんが「すごい人が出てきたな」と感嘆し、世代交代を意識したと話すと、河森さんも「大河原さんのメカはインパクトがすごい。自分でデザインする時もどうしてもガンダムやザクとの差別化を意識してしまう。」と、メカデザインをするにあたり似ないように苦労すると語りました。
河森さんは先輩にデザインを駄目だしされてマッチ箱一つ書くことができなくなったこともあったとのこと。
さらに、メカの変形可動を検証するために、大河原さんは手作りの木製の試作品を、河森さんはレゴで試作品を作るというそれぞれの方法も紹介されました。
サイバーフォーミュラのデザインにまつわるエピソードも。
最後に観覧者からの質問時間も設けられ「デザイナーになるには学校に行った方が良いのか」「気になるデザイナーはいますか」など様々な質問にお答え頂きトークショーは終了。
ここでしか聞けない話の数々に、会場と笑いを交えながら終始なごやかなトークショーとなりました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
ギャラリーでは稲城市の工業製品展示や物産展も行われ、多くのお客様で賑わいました。