『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の6 月11 日(金)の公開を記念して毎週行われているスタッフトーク。その特別版として8月11日(水)に実施されたトークイベントには、レイモンド・ケイン役の落合福嗣、サンライズ第一スタジオのプロデューサー仲寿和、そして司会を務める島中創麻(ガンダム公式 YouTube チャンネル「ガンダムチャンネル」管理人)が登壇。ガンダムをこよなく愛する3人が、ガンダムの世界に入ったきっかけから、本作の見どころまで!『ガンダム愛』をテーマに語り合いました。
以下レポート↓↓
島中より紹介され、落合と仲が登壇。盛大な拍手の中、イベントがスタート。
まずはじめに、ガンダムを見始めたきっかけとなる作品を聞かれ、落合「『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』ですね。中学2年生のときに、友達から勧められてVHSを観ました。もう、心をガチッとつかまれて、渋い…かっこいい…と、量産型というのが心に刺さったと言いますか。それがきっかけでした。」
島中と落合は同い年とのことで、2人とも『新機動戦記ガンダムW』のエンディングのリリーナが初恋だったと、幼少期を振り返る。会場は大きく頷き賛同の様子に、ガンダムは世代を超えて人気なのが伝わってくる。
ここで、島中が『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の公開を記念したプロジェクト「Road to U.C.0105」での
無料プレミア公開再生数ランキングを発表。各作品の思い出を語った。
※「ガンダムチャンネル」無料プレミア公開再生数TOP5
1位『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』 1,738,528
2位『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』 1,007,866
3位『劇場版機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』 937,634
4位『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』 1-3話 863,837
5位『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』 780,177
上記、人気作品ランキングに対し、落合「僕は、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の、ケンプファーが大好きで…。アレックスのアームガトリング砲(90㎜ガトリング砲)あるじゃないですか。腕の動きが、最初の方は安定していて、だんだん反動で乱れてくるんですよ。ここのシーンがリアルで凄いんですよ。ケンプファーとアレックスの戦いが大好きですね。」と、熱弁。なお、このエピソードはランキングにはない回のシーンとのことで、気になった方は、是非第4話をチェックしていただきたい。
ちなみに、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のエンディング「BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を越えて)」が流れたところが、一番同時視聴者数が多かったとのことで、ガンダムファンには胸が熱くなるような結果となっていた。
続いて、トークは落合家の話題に。
落合「うちの長女が今7歳なんですけど、3歳のころに『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』を観ていて、「いけぇ!ばるぱとちゅう(バルバトス)…!!」と応援していましたね。当時はバルバトス(バルバトス・ガンダム)が敵を倒すヒーローだったのに、最近7歳になって見直したら泣くんです。なので、子どもが成長したなと感動しました。(笑)今は5歳の次女が観て楽しんでます。」と、落合家の和気あいあいしたエピソードを語った。
また、普段から自身が登場する作品を、子どもには話していないとのことで、落合「本作のタイトルも教えていなかったので、後から「お父さんガンダム出てたの!?」と驚かれました(笑)」と仕事に対するこだわりが明らかとなった。
トーク後半では、本作のおすすめポイントを聞かれ、
落合「指の芝居がすごい好きで、ハサウェイがカードを持っているシーンや、ギギとのやり取りでの手の動きであったり…芝居は指先がものを言うと…それが、うまくハサウェイの心の葛藤を描いているのではと…感じました。モビルスーツでは、メッサ―にエメラルダとハサウェイが乗って、Ξ(クスィー)ガンダムをピックアップするシーンなのですが、アフレコの際に、テスト中なので真剣に静かにしないといけないんですけど、指の表現力が凄すぎて思わず「あっ…」と声が出てしまいました(笑)」と細かい指の描写に圧倒された様子で本作の魅力を語った。
また、Ξガンダムの登場シーンが印象的とのことで、
落合「Ξガンダム手から登場してて、さらに言うと小指からなんですよ。どうして小指からなんだろうと、実家でBlu-rayを観ていると、僕の父が野球をかじっていて人よりも上手な人なんですけど…その父に、「このシーンが好きなんだけど、なかなか主役のガンダムが指からでてくることないよね、なんで小指からなんだろう?」と問いかけると、父が「その方が、力が入るんだよ。バットを握るときは、小指だけに力をいれて、あとは優しく持つと手首の稼働がスムーズになるから良いんだ。」と(笑)。なのでΞガンダムにバット持たせると遠くまで飛ぶかもしれませんね。」と、まさかの貴重な落合家のエピソードと共に本作の見どころをアピール。
この指の表現力に対し、仲は「モビルスーツの手の動きに関しては、内部のスタッフのこだわりが強く、今までは手書きだったのを、本作から3Dしたので、手の設定は凄い時間かけて作ってましたね。手の巨大感を意識して作っていたと思います。」と、制作スタッフの惜しみない努力が明かされた。
ここで、来場者プレゼント抽選会が行われ、会場は大いに盛り上がりを見せ、イベント終了の時間が来てしまった。
最後に、落合は「マフティーのリーダーが皆さんのおかげで20億の男になりました。本当にありがとうございます。次は23億です…達成するとガンダム劇場作品の興行収入歴代1位の男になるんです…どうか23億の男にしていただけないでしょうか・・よろしくお願いします。本日は、ありがとうございました。」と、ガンダムシリーズ歴代1位の男に…という、最後はマフティー愛を語り、次なる目標への意気込みで締めくくった。