6月21日(金)より全国劇場にて3週間限定上映中の「銀魂オンシアター2D 一国傾城篇」。その上映を記念して本日6月22日(土)、杉田智和さん(坂田銀時役)、阪口大助さん(志村新八役)、釘宮理恵さん(神楽役)、小野友樹さん(徳川茂茂役)が登壇し、新宿バルト9にて開催された舞台挨拶の模様をお伝えします。
銀魂20周年プロジェクトの一環として、TVアニメ「銀魂」の人気エピソードを1本の作品として再編集し、映画館のスクリーンで上映するプロジェクト「銀魂オンシアター」。
2023年11月に上映され大好評を博した「銀魂オンシアター2D バラガキ篇」に続く第2弾として、遊女の恋から始まる儚い“約束”の物語を描いた「銀魂オンシアター2D 一国傾城篇」の上映が3週間限定でスタートした。
作中でも屈指の感動エピソードとして知られる「一国傾城篇」を存分に堪能したばかりの客席の感動と興奮も冷めやらぬ中、「銀魂」ファンにはお馴染みBGオンリー&影ナレ―ションで万事屋メンバー3人のトークがスタート!
「特別ゲストが来ている」とスタッフに聞かされた3人が好き勝手な予想を一通り終えたあと、その正体としてスクリーンに映し出されたのは…江戸幕府の若き征夷大将軍・徳川茂茂!それに合わせて壇上へと、まさに将軍そのものの衣装に身を包んだ小野友樹さんが現れると、銀時&新八の「将軍かよォォォォォォォォォ!!」が飛び出し、会場の熱気は一気に最高潮に!
大きな拍手に包まれるなか杉田智和さん、阪口大助さん、釘宮理恵さんも舞台上へ登壇。
杉田さんから「季節はもう夏とか春とか言っていられないくらい、四季が消滅しました。ただ今日だけは桜が満開です」とコメントがあると、会場からは大きな拍手が。さらに小野さんから「会いたかったぞ、ダチ公たち」の名言に客席から歓声が湧き上がった。
最初のトークテーマは「一国傾城篇」について。阪口さんが「収録したのはもう10年以上前ですが…」と切り出すと、その月日の流れの速さに一同は「地味にダメージ食らう…」と狼狽え、客席からも思わず笑みが。
ハッピーエンドがお好きだという阪口さんは「『一国傾城篇』は僕的にはハッピーではなかったのですが、すごくエンディングが綺麗で印象に残っていて。この前も一番好きな長編は?という質問に『一国傾城篇』って答えている自分がいました。ちょっと自分の中のなにかが変わったのかなぁ、と思った長篇でした」と感慨深そうにコメント。
杉田さんからは「(銀時は)重要な局面から、今まで必死にその目を逸らしてきた。でも重要なことやシリアスな要素に本格的に目を向けなければならない時期が来ている、ということが、心と身体にダイレクトに訴えかけて来るような、そんな忘れられないエピソード」と語られると、客席には深く頷く方が多く見受けられました。
小野さんは「最初の登場はギャグキャラとしての使命を背負って毎回登場していて(笑)。けれど、このエピソードで明確に『あいつ将軍だわ』と意識するような、本当の芯の部分と言いますか、人としての幅や器を感じられて、すごく嬉しいシリーズでした。」とコメント。当時、ちょうどアルバイトを辞めた時期でもあったとのことで、思い出深そうに語る姿が印象的でした。
釘宮さんからは「今朝観てきたのですが、ちゃんと向き合いながら観ると重たいけれど、美しさもある本当に素敵なエピソードだなと思いますね。」というコメントとともに、お気に入りの激辛ラーメン屋さんが10年前にはまだあり、皆でよく行っていたというエピソードで万事屋メンバーが大盛りあがりする場面も!
続いて、上映の最後にサプライズで発表された「銀魂オンシアター2D」第3弾「金魂篇」についてトーク。
杉田さんは当時の思い出として、「来週から金魂です、出番がありません。主演はこの人(中村悠一さん)になります」とスタッフに言われ、何の心配もなく納得してしまった」とコメント。これには思わず阪口さんから「受け入れちゃだめだよ!(笑)」とすかさずツッコミが!
さらに、アフレコスタジオでの杉田さんの定位置に中村さんが座っていたというエピソードも。阪口さんと釘宮さんは「いつも通りの軽妙なやり取りだけれど、なにか違う」という不思議な空気感を持ちながらの収録だった一方で、杉田さんは「どうリアクションを取ると一番面白いのか?」「どうすれば中村くんが一番現場に入りやすく、楽しんでくれるか?」という考えに素直にシフトしていたと語り、万事屋をリーダーとして長年牽引してきた風格を感じさせる一面も。
続いて、当日6月22日が徳川茂茂、そしてそれを演じる小野友樹さんご自身のお誕生日であると明かされると、客席からは盛大な拍手が。特製の「ブリーフケーキ」が登場すると、そのクオリティの高さに一同大盛りあがり。会場中が一体となって「将ちゃん&ゆうちゃん」へお祝いソングが歌われると、小野さんから「将ちゃんはきっとこう言うと思います。『感無量なり』。ありがとうございます!」と感謝の言葉が紡がれ、会場中から本日一番の拍手が贈られた。
その他にもフォトセッションコーナー等も挟み大盛りあがりのなか、舞台挨拶の残り時間は惜しくもわずかに。4名から、最後のメッセージが贈られ、「銀魂オンシアター2D 一国傾城篇」上映記念舞台挨拶は大盛況のまま幕を閉じた。