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作品に関するお知らせ

2024/11/15
「Gのレコンギスタ 吉田健一直筆サイン入り 10周年記念イラスト 額装アート」本日よりA-on STORE&プレミアムバンダイにて予約スタート!劇場版5部作のA5サイズのアクリルパネルも同時に予約開始!

「Gのレコンギスタ 吉田健一直筆サイン入り 10周年記念イラスト 額装アート」の予約受付が、本日11月15日(金)12:00より、A-on STOREとプレミアムバンダイ内「サンライズストア」にてスタート!2025年3月発送予定、価格は18,700円(税込)。

額装アートには、『Gのレコンギスタ』のキャラクターデザインを担当した吉田健一氏による10周年記念イラストを使用。
さらに、吉田氏の直筆サインがイラスト部分に入れられた、豪華仕様となっており、
A-on STOREとプレミアムバンダイあわせて合計100枚限定の受注生産アイテムで、シリアルナンバープレートが付属。『G-レコ』10周年を記念したメモリアルなアイテムとなっているので、お見逃しなく!

なお、劇場版『Gのレコンギスタ』5部作のキービジュアルを使用した、A5サイズのアクリルパネルの予約受付も本日スタート。価格は各3,300円(税込)。
ぜひどちらも手に入れて、『Gのレコンギスタ』の美麗イラストで日常を彩ろう‼



A-on STORE 『Gのレコンギスタ』特集ページ

▼商品概要

【予約期間】
2024年11月15日(金)12:00~2025年1月5日(日)23:59

【商品発送】
2025年3月予定

【受注サイト】
A-on STORE

サンライズストア(プレミアムバンダイ)
Gのレコンギスタ 吉田健一直筆サイン入り 10周年記念イラスト 額装アート
価格:18,700円(税込)
サイズ:イラスト/額入り…約 縦295mm×横230mm、額縁…約 縦395mm×横305mm
素材:紙(印刷紙)、木(フレーム、裏板)、ビニロン・ポリエステル(紐)、ポリスチレン(台紙)、アクリル(アクリル板)、アルミ(プレート)、鉄(留め具)
受注サイト:A-on STOREサンライズストア(プレミアムバンダイ)



劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」 キービジュアル アクリルパネル
価格:3,300円(税込)
サイズ:A5(縦210mm×横148mm)
素材:アクリル・鉄・ニッケル
受注サイト:A-on STOREサンライズストア(プレミアムバンダイ)



劇場版『Gのレコンギスタ II』「ベルリ 撃進」 キービジュアル アクリルパネル
価格:3,300円(税込)
サイズ:A5(縦210mm×横148mm)
素材:アクリル・鉄・ニッケル
受注サイト:A-on STOREサンライズストア(プレミアムバンダイ)



劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」 キービジュアル アクリルパネル
価格:3,300円(税込)
サイズ:A5(縦210mm×横148mm)
素材:アクリル・鉄・ニッケル
受注サイト:A-on STOREサンライズストア(プレミアムバンダイ)



劇場版『Gのレコンギスタ IV』「激闘に叫ぶ愛」 キービジュアル アクリルパネル
価格:3,300円(税込)
サイズ:A5(縦210mm×横148mm)
素材:アクリル・鉄・ニッケル
受注サイト:A-on STOREサンライズストア(プレミアムバンダイ)



劇場版『Gのレコンギスタ V』「死線を越えて」 キービジュアル アクリルパネル
価格:3,300円(税込)
サイズ:A5(縦210mm×横148mm)
素材:アクリル・鉄・ニッケル
受注サイト:A-on STOREサンライズストア(プレミアムバンダイ)


 
2024/10/16
「Gのレコンギスタ10周年記念イベント ~これが我々のレコンギスタです!~」追加情報発表!さらに、SNSでのキャンペーンも開始!

『Gのレコンギスタ』10周年を記念して、11月16日(土)に新宿ピカデリーにて開催される「Gのレコンギスタ10周年記念イベント ~これが我々のレコンギスタです!~」の追加情報が公開!劇場版5部作の一挙上映に加えて行われる舞台挨拶では、富野由悠季総監督、嶋村侑さん(アイーダ・スルガン役)、寿美菜子さん(ノレド・ナグ役)、吉田健一さん(キャラクターデザイン)、安田朗さん(メカニカルデザイン)が登壇!チケットは本日10月16日(水)17時より受付開始!お見逃しなく!

■「Gのレコンギスタ10周年記念イベント ~これが我々のレコンギスタです!~」概要
【日程】
2024/11/16(土)

【実施劇場】
新宿ピカデリー(東京・新宿)

【スケジュール】
09:00~10:34
劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」上映(約94分)
休憩(10分)
10:44~12:18
劇場版『GのレコンギスタⅡ』「ベルリ 撃進」上映(約94分)
休憩(10分)
12:28~14:12
劇場版『GのレコンギスタⅢ』「宇宙からの遺産」上映(約104分)
休憩(5分)
14:17~14:47
舞台挨拶(約30分)
休憩(10分)
14:57~16:38
劇場版『GのレコンギスタⅣ』「激闘に叫ぶ愛」上映(約101分)
休憩(10分)
16:48~18:23
劇場版『GのレコンギスタⅤ』「死線を越えて」上映(約95分)

【登壇者(予定/敬称略)】
富野由悠季(総監督)
嶋村 侑(アイーダ・スルガン役)
寿 美菜子(ノレド・ナグ役)
吉田健一(キャラクターデザイン)
安田 朗(メカニカルデザイン)

MC:仲 寿和(プロデューサー)

【料金】特別興行(均一)
7,800円(税込)

※お席はお選びいただけません。
※チケットの販売は、お一人様2枚までとさせていただきます。
※無料鑑賞・各種割引・ムビチケ・前売券・割引券等使用不可。
※内容はすべて予定です。登壇者及び内容は予告なしに変更する場合がございます。

【チケット販売】「チケットぴあ」にて販売

【チケット購入方法】
◆プレリザーブ(抽選)
エントリー期間:10/16(水)17:00〜10/30(水)23:59
受付URL:https://w.pia.jp/t/g-reco/
※チケットぴあプレリザーブでの受付となります。
※当落発表は 10/31(木)18:00頃を予定しております。
※こちらの受付は先着ではなく、期間中に申し込んで頂いたお客様の中から抽選となります。
※プレリザーブとは? http://t.pia.jp/guide/prereserve.html
決済方法:クレジットカード、後払い Powered by atone (https://t.pia.jp/guide/atobarai.jsp
引取方法:セブンイレブン、ファミリーマート
枚数制限:お一人様2枚まで
手数料:別途ございます

◆一般販売(先着)
受付期間11/1(金)10:00〜11/15(金)16:00まで
受付URL: https://w.pia.jp/t/g-reco/
※チケットぴあ一般販売での受付となります。
※抽選販売終了後、残券がある場合に限ります。
※限定数の販売ですので、無くなり次第終了となります。
決済方法:クレジットカード、後払い Powered by atone (https://t.pia.jp/guide/atobarai.jsp
引取方法:セブンイレブン、ファミリーマート
枚数制限:お一人様2枚まで
手数料:別途ございます

◆チケット購入に関するお問い合わせ
「チケットぴあ」HP(http://t.pia.jp/help/

【注意事項】
・内容はすべて予定です。登壇者および舞台挨拶の内容は、都合により予告なく急遽変更になる場合がございます。
・悪天候及び公共交通機関の運行状況により、やむを得ず本イベントを中止させていただく場合がございます。あらかじめご了承下さい。
・いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後のチケットの変更や払い戻しはできません。
・転売目的でのご購入は、固くお断り致します。また、転売で入手したチケットであることが発覚した場合には、ご入場をお断りさせていただく場合がございます。
・お席はお選びいただけません。
・全席指定となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
・特別興行の為、各種招待券、ムビチケは、ご使用いただけません。
・ご購入の際は各種手数料がかかります。詳しくは、ご購入の際にご確認ください。
・場内でのカメラ(携帯電話含む)やビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
・お荷物のお預かりはできません。
・車いすをご利用のお客様は車いすスペースでの鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。予めご了承ください。
・開演時間が近くなりますと入場口が混雑いたしますので、お時間に余裕をもってのご来場をお願い致します。
・会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。
・イベントの模様が後日販売されるBlu-ray商品等に収録される場合がございます。
・お客様の当イベントにおける個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
・劇場周辺での出待ち・入待ちにつきましては、近隣のご迷惑となりますので、固くお断りいたします。
・各劇場ホームページに記載の注意事項をご確認のうえ、ご参加ください。
・上映中の入退場はご鑑賞中のお客様へご配慮をお願い致します。上映途中での入退場は問題ございません。途中退場される際は必ずチケットをお持ちください。再入場ができなくなります。


さらに10周年を記念したSNSキャンペーン「地球人はG-レコを見ていればいいのだ!」も本日よりスタート!G-レコに対して思うこと/G-レコから感じたメッセージ/G-レコの自分なりの解釈など、思わず「G-レコを見ていればいいのだ!」と叫びたくなるような、熱い思い・メッセージ・作品への解釈を大募集!投稿されたものから何点かピックアップして、11月16日(土)の舞台挨拶で話題にさせていただきます!皆様のご参加お待ちしております!

 

2024/10/03
『Gのレコンギスタ』TVシリーズ放送から10周年!記念イラスト公開&舞台挨拶付き劇場版全5部作一挙上映イベント開催決定!

2014年10月3日(金)よりTVシリーズの放送がスタートした『Gのレコンギスタ』が、本日2024年10月3日(木)で10周年を迎えました!お祝いとして、キャラクターデザインの吉田健一氏より「『Gのレコンギスタ』10周年記念イラスト」を公開!主人公ベルリ・ゼナムやアイーダ・スルガン、ノレド・ナグなどのメインキャラクターをはじめ、本作品に登場したキャラクターが勢ぞろいした、圧巻のイラストとなっております!ぜひ細部までご覧ください!

また、10周年を記念して、11月16日(土)新宿ピカデリーにて、舞台挨拶付きの上映イベントが開催決定!舞台挨拶をあわせておよそ9時間半、劇場版『Gのレコンギスタ』全5部作を観て10周年をお祝いしましょう!舞台挨拶の登壇者やチケット情報など詳細は後日公開いたしますので、続報をお楽しみに!

■舞台挨拶付き上映イベント
【イベント名】
 「Gのレコンギスタ10周年記念イベント ~これが我々のレコンギスタです!~」
【開催日時】
 2024年11月16日(土) 9:00~18:30 [予定]
【場所】
 新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3丁目15番15号)
【概要】
 ・劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」(1時間34分)
 ・劇場版『Gのレコンギスタ Ⅱ』「ベルリ 撃進」(1時間34分)
 ・劇場版『Gのレコンギスタ Ⅲ』「宇宙からの遺産」(1時間44分)
 ・劇場版『Gのレコンギスタ Ⅳ』「激闘に叫ぶ愛」(1時間41分)
 ・劇場版『Gのレコンギスタ Ⅴ』「死線を越えて」(1時間35分)
 ・舞台挨拶(約30分) ※登壇者やチケット情報など詳細は後日公開
※詳細なスケジュールは後日公開いたします。終了時間は変更になる可能性がございます。ご了承ください。

さらに10周年を記念して多数アイテムが発売決定!

■HG 1/144 ガンダムベース限定 G-セルフ(パーフェクトパック装備型)[劇場版『Gのレコンギスタ』Ver.]
発売日:2024年10月26日(土)
価格:3,850円(税込)
対象年齢:8歳以上
・頭、胸、肩、関節などを新規造形で再現。
・プラスチックシールで劇場版ならではの瞳を再現。
・宇宙用モード、大気圏モードをはじめ各モードが再現可能。
・バックパックを展開することによりアサルトモードに変形可能。
<ガンダムベース公式ホームページ商品サイト>
https://www.gundam-base.net/products/details.php?detail=6355

■フェイスマグ ガンダム G-セルフ
発売日:2024年10月26日(土)
価格:1,760円(税込)

■METAL ROBOT魂<SIDE MS>G-セルフ(パーフェクトパック)
詳細は後日公式サイトにて公開
<魂ウェブ公式サイト:https://tamashiiweb.com/


■CF-SP(コスモフリートスペシャル)Gのレコンギスタ メガファウナRe.
発売日: 2025年1月下旬店頭発売
価格:9,900円(税込)
<メガハウス公式サイト:https://www.megahouse.co.jp/

2024/08/21
田中 敦子さんのご逝去について

声優 田中敦子さんが 令和6年8月20日にご逝去されました
Gのレコンギスタのウィルミット・ゼナム役をはじめ
長きに渡り多くの作品でお力添え頂いておりました
故人のご功績に敬意を表し 心からご冥福をお祈りいたします


株式会社バンダイナムコフィルムワークス

2022/08/06
撮影監督・脇氏が語る!スタッフトーク付き上映会第2弾レポート

8月5日(金)より全国ロードショー中の劇場版『Gのレコンギスタ Ⅴ』「死線を越えて」の公開を記念して、公開日の8月5日(金)にスタッフトーク付き上映会第2弾を開催いたしました!
今回は、第3部のスタッフトークイベントにも参加し、人気作を多数手がける撮影監督、脇 顯太朗氏が登壇。進行は第1弾に引き続きプロデューサーの仲 寿和氏が担当し、『G-レコ』制作秘話をスクリーンに投影された数々の資料とともにたっぷりと語っていただきました!

昨日の会場の様子をレポートにてお届けいたします!
※レポート内容には本編『Ⅳ』『V』のネタバレも若干含みますので、お気をつけ下さい。


▲左から仲 寿和(プロデューサー)、脇 顯太朗(撮影監督)

絶賛公開中の『Gのレコンギスタ V』「死線を越えて」。劇場版『G-レコ』シリーズ最終章である本作の公開を記念し、8月5日(金)、新宿ピカデリーにて「公開記念スタッフトーク 撮影回」が開催された。

登壇したのは撮影監督・脇顯太朗氏。聞き手としてプロデューサー・仲 寿和氏が同席し、『G-レコ』シリーズに導入された撮影技術、ビジュアル表現、総監督・富野由悠季氏とのエピソードを熱く語った。

撮影監督とは、デジタル上で原画や美術を重ね合わせ、照明や効果線などのエフェクトを施し、全体の色調や彩度を調整するなどアニメーションのルックに大きな貢献を果たしている。テレビシリーズから足掛け8年間、富野総監督や演出・作画監督たちの指示を仰ぎながら、脇氏もまた『G-レコ』を支え続けてきたうちの1人だ。

脇氏は「最後の『V』まで観ていただいて本当にありがとうございます。今日いろいろと話せればと思っています!」と挨拶も早々に裏話を開始。
脇氏「劇場のみなさんは、先ほど『V』のラストシーンを見られたかと思います。映像的には、まず宇宙に浮かぶ地球が登場して、その中の砂漠地帯にカメラが寄っていくと、ベルリが乗った二足歩行ロボ”シャンク”が砂漠を歩いているシーンが出てくる、という流れです。あの砂漠、実はモンゴル地域にあるゴビ砂漠なんです。あの砂漠のシーンは、本当はもっと陽炎がゆらめいているような暑い感じにしようという話もあった。でも撮影時期がちょうど6月くらいで、その段階で東京の気温がめちゃくちゃ高かった。ゴビ砂漠でこの暑さを再現したらベルリたちが死んじゃうと思って、ほどほどにしました(笑)」

そこで「そういえばあの地球の映像は……」と仲プロデューサーもトークに参戦。
仲氏「あの素材(元の画)、地球の1枚絵だったんですよね。これだけじゃ足りないって話になって慌てました」。
脇氏「そもそもラストの地球は動かしたいという話だったんですが、いただいた素材が地球の1枚絵だった。これだと動かせませんって話をしたんですが、もうね、無理やりCGで動いているように見せましたよ!(笑)」

脇氏はこの日のためになんと『G-レコ』での仕事をパワーポイントにまとめ、スクリーンに映しながら解説するという「パワポ芸」を披露。

▼スクリーンに「ベェェェェルリィィィィィ!」と激昂するマスクの姿。

脇氏「何を言いたいかと言いますと、僕はめちゃくちゃ怒っているわけです! 怒っているのにはちゃんと理由がある。まずはコイツです」

スクリーンにG-セルフの頭部の画が浮かび上がった。

脇氏「この目ですよ、目!」

 劇場版からG-セルフの目(瞳)が描かれるようになったが、目を貼り込む作業は撮影班が担当していた。脇氏は作画監督・桑名郁朗氏がベースデザインを手掛けたという目を、あらゆる方向に貼り込んでいく作業映像を15倍速で再生しながらこう語る。

脇氏「これを見て感じとっていただけると嬉しいのですが、原画1枚1枚に目を当て込んでいるんです。これ、止め画の1枚絵ならまだいいんですけど、両目ありますからね。しかも動くんです(笑)。G-セルフは目線で演技もしているので、作画監督さんからの指示に合わせて1枚1枚、調整しながら目線の方向を変えています。目をひとつ貼るのに大体40分から60分かかります」

実はこの瞳、劇場版の制作初期段階では、1本あたり3カット?5カット。多くても10カットくらいの予定だったという。ところがーー。

脇氏「今回、目をいくつ貼ったんだろう? と思って計算をしてみました。『Ⅰ』が42セルフ(語尾の「セルフ」は脇氏独自の表現。本来は「1体」)。『Ⅱ』が56セルフ。『Ⅲ』が62セルフ。『Ⅳ』が75セルフ。そして『V』が45セルフです。ところがですね、この他にも版権物の処理なども担当していまして、これが大体35セルフもあった。つまり、合計約315セルフ! あれ? はじめの10カットって話は何だったの? だから私は怒り心頭なんですよ!(笑)」

これには場内も大爆笑。横にいる仲プロデューサーも恐縮の表情で頭を下げるという一幕も。するとスクリーンには富野総監督の姿が映る。

脇氏「それでもね、最終的に富野さんが喜んでくれればOKなんです! 実際、G-セルフに瞳が張り込まれたおかげで表情が出ましたし、それは富野さんの意向でもあったわけですから。それに『Ⅲ』以降はもうひとりの撮影監督・田中直子が作業をやってくれています。『こうやって貼れるよ』って教えたら、嬉々として貼ってくれるようになりまして。すべて脇がやったと思われたら田中に怒られそうなので一応言及しておきます(笑)」

続いては、『Ⅳ』のエンディングテーマ「カラーリング バイ G-レコ」が流れるシーンに映り込むビクローバー(キャピタル・タワー基部の地上施設)のカットについて。テレビシリーズ版でも似たような絵面が登場していたが。

脇氏「富野さんが、『第4部のエンディングにテレビ版のビクローバーの画を使いたいんだけど、目新しい感じにしたい』と言ったんですね。だったらカメラワークを左右に振ったりしないと新鮮味が出ないのでは? と提案したら、『ビクローバーをズームしているところから引く(全体を見せる)ようにしよう』となった。そこで試しに当てずっぽうに画像をズームして動かしていたら、突然、富野さんが『待て!』と叫んだ。何か、しでかしてしまったんじゃないか? と、場が凍り付きましたよ。そしたら監督が『今のこの画を最初のフレームで行く』と。そこでスタッフたちは慌てましたよ。動かすな! 誰も触るな! フレームがズレる!って(笑)」

富野総監督はその動体視力を以て、一瞬の画をチョイスしていた。さらに。

脇氏「富野さんがビクローバーに『もっと寄れ、もっと寄れ』(ズームしろ、の意味)って言うんです。これ以上やったら画像の解像度が低くなるので無理だってところまで。仕方がないのでやりましたよ。そしたら『ほら、言ったとおりに出来るじゃないの』とニコニコしてらっしゃって。いや、それ、細部を見ても遜色がないように私が“処理”(画像の追加)をしていますから、っていう(笑)。でもね、富野さんが笑顔であればそれでいいんです!」

そして、いよいよ話題は事前にSNSでも予告していた『Ⅳ』のクライマックスシーンについて、効果線や発光処理のトークに。テレビシリーズ時代からアニメーションの「線」についてアナログな質感を追求していたが、劇場版ではその表現がさらに進化。カシーバ・ミコシ戦におけるベルリVSマスク、G-セルフVSマックナイフの激闘シーンはアナログを思わせる筆圧、効果線、影の表現(処理)がより顕著になっている。

脇氏「戦闘シーンに迫力を出そうと思って線を足しました。富野監督作品で言うと『無敵超人ザンボット3』(1977年)で伝説のアニメーター・金田伊功さんが描いたカットなど、緊迫したシーンでキャラクターの気持ちが出ているときは、激しく効果線や影が描かれている。同じことを『G-レコ』でやってもいいんじゃないかと思ったんです」

脇氏「ビームやバーニアの発光にもこだわっています。最近のアニメではビームやバーニアの発光を表現するときに、文字通り光らせてしまう。でもセル時代のアニメを見てると光っているというよりも、『光っていることを絵として表現するにはどうしたらいいか?』という試行錯誤が見える。その手触りを再現してみたかった。参考にしたのは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)です。同作のエフェクトは品があってやりすぎていない。しかも緊迫した戦闘シーンのドラマとして成立していますからね。その後の『機動戦士ガンダム F91』(1991年)なんかは、『逆襲のシャア』でスタッフさんががんばり過ぎて、さらにオーバースペックな動きや処理をしています。ビームがあったとしたら、その周囲に散らばるビーム粒子だけが発光していたりする(笑)。この辺りも参考として拾いました」

こうした脇氏の過剰なまでのプランの裏には、こんな想いがあったという。

脇氏「『G-レコ』は8年も続いている作品じゃないですか。そうすると良い意味でも悪い意味でも『慣れ』が出てくる。スタッフ全員がオーダーに答えられる能力があるがゆえ、仕事がルーティンになっていく部分があった。現場的には仕事が進めやすいんですが、富野さんと仕事をすることに慣れてしまうのはマズイんじゃないか? と思いました。だって相手はあの富野さんですよ? “俺たちの『レコンギスタ』はそんなもんだったのか?”と」

脇氏「そんな気持ちにトドメを刺されたのが、『Ⅳ』の絵コンテが出来上がったときのことです。『Ⅳ』の戦闘シーンってすごいじゃないですか。2Dであんな計算されたコンテを切れるのは今の日本には富野さん以外いません。なのに、その富野さんが打ち合せでチラっとこう言うんです。『まあ、何のことはない、つまんないコンテですよ』と。その言葉を聞いた瞬間に怒りと同時に悲しくなっちゃって。きっと富野さんのことだから言葉通りの意味ではないと思いますけど、僕にはその言葉が『コンテ通りにやれば富野作品っぽくなりますから』みたいなニュアンスに聞こえたんです。その時、僕は思いました。『そんなことを言うんなら、(監督が)本当に想定してる以上の画面を出してやる。だから富野さん、ヤル気出してよ!』って」

そんな脇氏の熱弁に一瞬、場内が静まり返る。しかし次の瞬間、客席から次々と拍手が湧き起こる。それはしばらく鳴り止まなかった。

脇氏「そういう経緯があったんです。お陰様で時間と命を削りましたが(笑)。TVシリーズスタートの8年前、僕は24歳でした。当時、キャラクターデザインの吉田健一さんと『デジタルだとキャラクターの線に抑揚がない。アナログ時代のような人間味のある線を描きたいよね』と話していたんですが、当時の技術で全然実現できなかった。でも今の俺なら出来る! やるんだったら今、俺がやるしかない!って。つまりは富野さんが喜んでくれればいいんです! それで本当に長生きしていただいて、たくさん作品を作っていただければと思っています。やっぱり富野さんはスゴすぎるから、スタッフ全員が富野さんのコンテ、演出に乗っかっちゃうんですよね。そこにあぐらをかいて、がんばらなくてもいいと思ってしまうのは『違う!』と。富野演出にしっかり向き合って、想像を働かせて、俺たちは新しいレコンギスタをしなければならない! そう思っています。以上です!」

こうして日本一熱いスタッフトークは幕を閉じた。豪華景品の抽選会も含め、総時間はたったの31分。その情報の凝縮ぶりは、もうひとつの『G-レコ』本編を見るかのようだった。


【イベント名】劇場版『Gのレコンギスタ Ⅴ』「死線を越えて」スタッフトーク付き上映会 撮影回

【開催日】2022年8月5日(金) 20:35~21:05
【場所】新宿ピカデリー シアター3
【登壇者】脇 顯太朗(撮影監督)、仲 寿和(プロデューサー)

 

2022/07/22
バンコレ!で「アクリルロゴディスプレイEX Gのレコンギスタ(大)」の受注がスタート!

プレミアムバンダイ内ショップ「バンコレ!」にて、劇場版『Gのレコンギスタ Ⅳ』「激闘に叫ぶ愛」が明日7月23日(土)より公開されることを記念して、「アクリルロゴディスプレイEX Gのレコンギスタ(大)」の受注が本日スタートしました!

 

<「アクリルロゴディスプレイEX」とは>
ロゴを飾る。ロゴと飾る。
そのキャラクターを象徴する ロゴ をフィーチャーした、ディスプレイの新しい形。
既存のアクリルスタンドではなく、約10mmの厚みと表面加工により存在感と高級感を演出。
単品で飾る、コレクションと飾るなどさまざまなディスプレイの可能性を提示。

 

アクリルロゴディスプレイEX ガンダム Gのレコンギスタ(大)
販売期間:2022年7月22日(金)10:00~8月14日(日)23:00
価格:1,650円(税込/送料手数料別)
商品発送:2022年9月予定
素材:アクリル
生産エリア:日本

※商品情報は変更となる場合がございます。詳細・最新情報はプレミアムバンダイの商品ページをご確認ください
※サイズ等、詳細スペックについては商品ページをご確認ください。
※アクリルロゴディスプレイEX以外は別売りです。
※ディスプレイ画像はイメージです。
※対象年齢:15才以上

2022/03/22
あなたの欲しいガンダムニュースを全て集約!「ガンダムナビアプリ」本日より配信開始!

バンダイナムコエンターテインメントより、App StoreおよびGoogle Play向けスマートフォンアプリケーション「ガンダムナビアプリ」が、本日3月22日(火)より配信スタートしました。

本アプリには、アニメ・ガンプラ・ゲーム・イベントなどのガンダムニュースを全て集約されています。また、各公式ガンダム動画がこのアプリ1つで視聴可能なほか、アニメシリーズの登場人物やMSなどのデータが閲覧可能な公式データベースも搭載されています。使えば使うほど、あなた好みに最適化された情報が表示されるようになるとともに、気になるニュースはリマインダー機能で忘れないようにプッシュ通知設定ができるなど、便利な要素が盛りだくさんです。

さらに、コメント機能で記事への意見や感想を共有しあったり、GPSチェックイン機能でゲットした「おみやげ」アイテムを交換し合って、フレンドと交流することも可能です。

ガンダムファンに無くてはならないスマホアプリ「ガンダムナビアプリ」をダウンロードして、あなたのガンダムライフをさらに充実させよう!

2021/11/25
アニメーション映画監督・原作者の富野由悠季さんが文化功労者に選出!コメント公開!


『機動戦士ガンダム』や『Gのレコンギスタ』といった「ガンダム」シリーズをはじめ、数多くのオリジナルアニメーションを監督し、国内外のアニメシーンに多大な影響を与えてきた富野由悠季監督が令和3年度の文化功労者に選出されました。

文化功労者は、文化の向上発達に関し特に功績顕著な者を顕彰する制度で、令和3年度は21人が選ばれました。

富野監督の選出理由は「物事の本質をつく視点で壮大な世界観をもつ作品を創造し、我が国のアニメーション界に新たな表現を切り拓いてきたものであり、アニメーションを文化として発展させた功績は極めて顕著」とされています。

今回の顕彰を受け、富野監督よりコメントが公開されましたのでご覧ください。

⇒文化功労者顕彰を受けて(富野由悠季)※PDF形式

2021/06/09
メカニックデザイナー山根公利さんの作品を『石見のチカラ展』で展示!

島根県・浜田市世界こども美術館で開催中の島根県大田市以西出身の第一線で活躍中のアーティストにスポットをあてた『石見のチカラ展』にて、『カウボーイビバップ』や『天空のエスカフローネ』、『機動戦士ガンダム』シリーズでもメカデザイナーとして活躍中の山根公利さんの作品が展示されています。
 


詳しくは浜田市世界こども美術館のホームページをご覧ください。

石見のチカラ展
会期:2021年6月5日(土)-7月11日(日)
開館時間/午前9:30~午後5:00(最終入館は午後4:30まで)
会場:浜田市世界こども美術館
開館時間:午前9:30~午後5:00(最終入館は午後4:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧料:一般300円(200円)、高校・大学生200円(100円)、小学・中学生100円(50円)
※( )内は、20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳・精神障害者保健福祉手帳・療養手帳をお持ちの方は半額。介助者(1名)は無料。
浜田市世界こども美術館ホームページ:http://www.hamada-kodomo-art.com/


サンライズワールドの特集ページでは会場のレポートと山根公利さんのメッセージを掲載しました。
そちらもぜひご覧ください。